一般病棟には、外来通院が困難になった透析患者さんだけでなく、体重や血糖コントロール、足病変の治療、その他内科一般の患者さんが入院しています。認知症を併発している患者さんも多く入院していますが、看護師だけでなく医師・コメディカル・ケアワーカーを含めた医療者やご家族などと連携し、一人ひとりに合った看護を提供できるようカンファレンスを行っています。
スタッフは既卒者が多く、各々が培ってきた知識や技術、経験を活かし互いを高めあいながら協働しています。若手から中堅、ベテランと年代はそれぞれですが明るく優しいスタッフが多く、笑顔が絶えない病棟です。
療養病棟は、維持透析治療が必要な患者さんに対して、療養していただける入院環境を備えた病棟です。看護師、ケアワーカーが協働し、情報の共有を図りながら、安心・安全で充実したケアを実践しています。
長期入院されている患者さんや終末期の患者さんも多く入院されており、患者さんやご家族の思いに寄り添い、尊厳を大切にした看護を目指しています。レクリエーションの実施や病棟内を季節に合わせて飾りつけを行うなど、患者さんの入院生活が少しでも心豊かなものとなるよう工夫をしています。そして、この病棟で最期を迎えることができて良かったと思っていただけるような環境作りに取り組んでいます。
病棟では、幅広い年代スタッフが活躍しています。プリセプターシップを中心とした新人教育ラダー研修も充実しており、中途採用者でも目標をもってスキルアップできる環境が整っています。また、子育て中のスタッフも多く、スタッフ同士が支え合いワークライフバランスもとれ働きやすい職場です。
透析室のベッド数は50床で、入院・外来患者さんの血液透析を1部・2部に分けて実施しています。導入されたばかりの方や食生活に悩んでいる方などの生活指導や食事指導を行い、患者さんが透析を安心して受けられるよう努めています。
また、PAD(末梢動脈疾患)予防のためフットケア・足浴にも力を入れ重症化を防げるよう日々看護を提供しています。シャントトラブルが発生した場合は、造影検査・シャントエコー・PTA(経皮的血管拡張術)などの治療を行っています。医師・看護師・臨床工学技士間で患者さんの検査データーや日々の透析についてのカンファレンスを行い、より良い透析治療が提供できるよう連携しています。
残業はほぼなく、日曜日は休みのため育児中の方も多く働きやすい環境です。
外来は、一般診療と健康診断・ワクチン接種・療法選択外来・禁煙外来・腹膜透析外来などを中心に行っています。地域から必要とされ信頼されるような外来を目指しています。